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呼吸器症状と皮膚症状の間の密接な関係がどのようなメカニズムによって成立しているのかは不明である。 本症に合併することの多い感染症は、そのほとんどがカゼ様症状と皮膚における感染症である。
なぜ皮唐感染症が多いかは説明困難であるが、表皮のバリアー機能の減弱により病原体の侵入が容易になった可能性、適当な水分、痴皮など病原体が生着するうえで好都合な条件が揃っていること、細胞性免疫能の低下、局所性抵抗力の減弱などが推測されるが、確実な説明はなされていない。 おそらく複数の理由によるのであろう。
その他の合併症としては、眼科的疾患の増加が最近注目されている。 おもな合併症としては、眼鹸結膜炎、白内障、円錐角膜、虹彩炎、続発性緑内障、網膜剥離などである。
これらのうち眼鹸結膜炎はアトピー素因による可能性が考えられるが、他の合併症がいかなる機序によって発症するのかは不明である。 本症に対する検査はアトピー体質の有無、程度を知るための検査と、原因を明らかにするためのまた、患者の正常と思われる皮層に抗原の水溶液を一滴落とし、その部分を注射針などで軽く刺したり(プリックテスト)、擦過したり(スクラッチ・テスト)、あるいは少量の抗原液を皮内に注射したり(皮内反応)して、その部における発赤、毒麻疹の発生の有無を観察する方法もしばしば行われている。
さらに一部の施設やわれわれのグループでは、本症と家塵ダニなどの環境抗原に対する接触アレルギーの関与を重視し、その抗原証明法として最も有力なパッチテストを施行している。 そのパッチテストとは、原因と思われるアレルゲンをごく微量、通常一五%の濃度になるように白色ワセリンと混合して、フィンチャンバーと呼ばれる直径六mのアルミの皿にのばして、これを患者の健常に見える皮層に四八時間貼布し、四八時間後に剥がして皮膚を観察する検査法である。
貼布部位に一致してアトピー性皮膚炎の皮層症状に類似した反応が出現していると、パッチテスト「陽性」と判定する。 ほかに、原因と思われる物質を経口的に摂取させ、皮膚症状の増悪の有無を見て判定する誘発試とになる。
検査に大別される。 前者に属する検査としては、白血球の一種でアレルギー反応やアレルギー性疾患に際して増加する好酸球の数の測定と、免疫グロブリンの一種でアトピー型の免疫反応の主役を演じ、アトピー性皮膚炎患者で増加することが多いIGE抗体の血中濃度の測定が重要である。


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